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2009年2月 1日 (日)

「悼む人」を読んで

ちょっと前に,直木賞だか芥川賞だか忘れましたが,テレビであらすじを紹介していて(読んでみたいな…)と思っていた天童荒太「悼む人」。人が亡くなった場所を訪ね歩き「悼み」の旅を続ける中で,主人公は亡くなった人について人々に尋ねます。「この人は誰を愛し,また誰から愛され,感謝されてましたか。」…ふと,自分の事を振り返りました。仕事柄,よく感謝の「言葉」はかけていただいてます。でも,「言葉」ではなく,その方の心のなかに深く「温かい思い出」として刻まれるような行いをして来ただろうか…。     母親が,在宅のホスピスケアを受けながら,主人公の帰りを待ちわびている心情や,闘病の心理が丁寧に書かれ,(もし,私がこの母親の担当ナースなら何をしてあげられたかな?)と考えながら,読み進みました。    

生まれてくること,生きていること,死に向かうこと,そして死ぬということについて,考えさせられる本です。

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コメント

直木賞受賞の「悼む人」もう読まれましたか。
天童荒太作品は「永遠の仔」「家族狩り」など、訴えかけてくるものがとても重く、悲しく心に衝撃的に響いてきます。
悼まれないまま亡くなる人が世界中で絶えることない現実。「悼む人」から誰にでも平等に訪れる死について考えを巡らせたいと思います。
今、本屋さんに並んでいるのを横目で見ながら「まだ山済みされている本があるでしょ!」ともうひとつの声に、手を出しそびれていま~す。 

投稿: yoco | 2009年2月 2日 (月) 12時20分

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