「11月19日の「あなたの声を忘れるわけがありません。絶望なんてさせるものか!」に、さらに新しいコメントがつきました。
退院にむけての試験外泊。
風の強いなか,それでも無事に帰って来られた。
お帰りなさい!
病院のなかで刻まれていた眉間の皺はすっかりとれた,最高の笑顔で迎えてくださる。
「この部屋のリフォームは後輩がやってくれたんだ」
「電気の差し込み口は病院のと同じようにやってもらったんだ」
実に,実に嬉しそうに話してくださる。
「病院のMEさんも,見に来てくれて“完璧です"って言ってくれたの」と奥様もニコニコしておっしゃってくださる。
どこかの病院の特別室みたいにゴージャスだねえ!もうこのまま,病院に帰らなくてもいいくらいでしょう?
お二人ともニコニコしながら頷いている。
長かった入院も,いよいよ終わり。在宅の生活については不安を最小限にしたい,と準備にも力が入る。
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コメント
「次男が結婚するんだ」
笑顔で文字盤でおっしゃる。
わあ!おめでとうございます。お式はいつ?
「わからない。行かない」
え〜?なんで行かないの?
「泣くのが嫌なんでしょ〜?大丈夫。ティッシュで拭いてあげるから〜」と奥さまがおどけて言っている。
「こんな格好で行けない。子どもに迷惑をかける」
文字盤でそう指し示すと、一緒に文字盤を見つめていた奥さまが泣き出される。
患者の集まりに積極的に出ていたり、市民講座にも出て下さったり、ポジティブに闘病生活を送っている、と思っていただけに、今日の言葉に胸を衝かれた思いでした。
本当は、仕切り屋さんの彼の事です。式、披露宴で父親としての挨拶や、贈る言葉を伝えたいはず。
しつこいケアマネはこれしきじゃあ諦めませんよ!
どんな困難があっても…お二人に絶望なんてさせるものか!
投稿: 根本美貴 | 2012年3月23日 (金) 23時57分
3月3日,ひな祭りの大安吉日の今日,晴れて退院!
おかえりなさい!!!
最高の笑顔で応えてくださる。
「仏壇に…」
1月に亡くなったお父様に,帰宅の挨拶。
お部屋では,人工呼吸器の回路のセッティングを,奥様がリース会社のひとに見守ってもらいながら,手慣れた様子でセットしている。
ご本人は,お姉さん・妹さんと何か話している。
退院後の慌ただしさも,何か華やいでいるような,うれしいような賑やかさ。
奥様に向かって、また「ばか!」と口が動く。
お姉さん妹さんが
「また〜!すぐにそんなこと言う!」とご本人を嗜めると,悪戯っ子のような笑顔になる。
在宅の温かさ,何の遠慮もいらない気安さ。
自分の愛する家族に囲まれて過ごすひと時の落ち着き。
在宅の魅力がここにある,とほっこりした気持ちでお宅を後にした。
投稿: 根本美貴 | 2011年3月 3日 (木) 18時12分