2000人の死を見た僧侶・中下大樹さんの「悲しむ力」(朝日新聞出版社)を読んで
じっくりと、心の中が温まる。中下さんの「悲しむ力」は読んでそう感じました。
「悲しいときは心に蓋をしないで、悲しんでいい」
「悲しみから慈しみの心が生まれる」
数々のエピソードから伝わるメッセージ。僧侶として、また現代に生きる若者として、苦悩し葛藤を乗り越えていかれるお姿が、清々しく爽やかです。
最近、親と同じと思う叔父を亡くした私は、この本を読み進めるうちに、涙が出てきました。そうです。自分の感情に「蓋」をしていることに気付きました。
読みながら、自分の心と静かに対話し、涙を流しているうちに自然と心の蓋がなくなったような、重りがとれたようでした。折しも今はお彼岸です。明日、お墓参りをして、これまで私の「いのち」を見守ってくれているご先祖さま、父親、そして叔父に深い感謝の思いを語りかけてまいります。
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