教え子の洋服をつかんで「家に帰りたい」と言った祖父に、教え子は「絶対連れて帰る!」と決心。 ← (福岡のメッセンジャーナースより)
教え子の祖父の件で、ずっと相談にのっていたのですが、最後に在宅に帰すことができました。若いのに、よく決断して行動してくれたと感心しました。おじい様は、苦しむ事もなく、家族に囲まれて旅立たれました。
入所施設への不満、ケアマネージャーは、いい人だけど示唆をくれない憤り・・から始まり、おじい様の「家に帰りたい」と教え子の洋服をつかむ動作に、「絶対連れて帰る!」と決心。
その後、おじい様の全身状態がとても悪くなり、血圧60まで低下。 救急車で自宅へ。
自宅へ戻り、おじい様の表情がとてもよくなり、血圧100まで上昇。1週間をご自宅で過ごす。意識も明確にでてきて、家族とお話を沢山する。苦痛対処はアンヒバを使用。その間に、家族で清潔の援助、マッサージ等を行う。教え子は、おじい様に「看護学校へ行かせてくれて有難う」とお礼を伝え、おじい様は頷かれた。
教え子から、「葬儀を終えました。濃厚な一週間でしたが、沢山学んだことを今後に活かしていきます。60年間過ごした自宅で息を引き取ることができたことに感謝します。先生に相談し励まして頂き心強かったです。しかし、在宅でのみとりが極めて困難と言われる皆の現状も肌で感じました。」とメールが来たときは、ホットいたしました。
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