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2020年1月 5日 (日)

【健康ジャーナリスト・原山建郎のコラム】 天と地のエネルギーを巡らせて、再び大地に還す、足芯呼吸法 連載「つたえること・つたわるもの」67-②

連載「つたえること・つたわるもの」67-② 2020.1.5

 

「人生の最終章を、病院で終えるのでなく、わが家で過ごしたい!」 
終末期がん患者とその家族の切なる願いに、まっすぐ向き合い、しっかり支えながら、安らかな死を看取る、在宅ホスピス医のミッションは、24時間、365日待ったなし。がん患者とその家族が抱える人生の痛みは、否応もなく訪問医療チームひとり一人の〈からだ〉と〈こころ〉にのしかかる。ときには、その重圧から、バーンアウト(燃え尽き症候群)する医師、看護師、介護ヘルパーも少なくないという。
同じように、終末期患者のベッドサイドで、「こころ・きづな・たましい・まるごと」の痛みや哀しみ、ときには憎しみや恨みに向き合い、それらすべてを「まるごと」傾聴する臨床宗教師もまた、日ごろから自らの〈からだ〉と〈こころ〉をセルフケアしていないと、バーンアウトしてしまう恐れがある。そこで、臨床宗教師をこころざす僧侶たちにとっても、「ケアする人をケアする」、つまり臨床宗教師(ケアする人)自身をケアする(セルフケア)」方法が必要になってくる。
高齢者や認知症の人を世話する家族を、英語で「ケア・ギバー(care giver)」、それを業(有資格者)として行う人(介護福祉士など)を「ケア・ワーカー(care worker)」という。
ケアは「世話する(人)」だが、ギバーの動詞形のギブは単なる「与える」ではない。
ギブ(give)の語源には、①ラテン語donare=to give(与える)、②ゲルマン語gift=to be given(与えられる)の2種類があって、①はドネーション(donation)、=無償の寄付(私が与える)、②はギフト(gift from heaven)=贈り物(天から授かった資質、才能)の意味合いがある。
同じケアであっても、無償の寄付である「私が与えるケア」は、自力(自分の意志)で行うケアだから、自分の体力、財力が尽きれば「私が与えるケア」はできなくなる。
それに対して、他力(天から授かった、与えられた)の贈り物を、自分の〈からだ〉と〈こころ〉を経由して相手に渡す(パスする)ケアであれば、その源泉は天と地(宇宙、大地、神仏)にあるから、汲めども尽きぬ井戸水のような、無限・交流・循環のケアとなる。

 

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