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2020年1月 2日 (木)

【健康ジャーナリスト・原山建郎のコラム】 天と地のエネルギーを巡らせて、再び大地に還す、足芯呼吸法 連載「つたえること・つたわるもの」67-①

連載「つたえること・つたわるもの」67-① 2020.1.2

先週6月4日、東京・巣鴨の大正大学大学院の授業にゲストスピーカーとして招かれ、甲府市を拠点に活動する在宅ホスピス医・内藤いづみさんが担当する通年講義「人間学特論」の中で、内藤さんからいただいたテーマ「ケアする人をケアする」の基調スピーチ(講義)と呼吸法指導(ミニ演習)を行った。
受講生(大学院生)は、真言宗智山派、天台宗、浄土宗の青年僧侶、仏教を学ぶ一般人だが、とくに臨床宗教師(僧)を志す院生は、その活動の手がかりを求めて「人間学特論A(春学期)・B(秋学期)」を受けている。

近代ホスピス(英国のセント・クリストファー・ホスピス)の創始者、シシリー・ソンダース博士は、終末期を迎えたがん患者の痛みには、①フィジカル(身体的)ペイン、②メンタル(心理的)ペイン、③ソーシャル(社会的)ペイン、④スピリチュアル(霊的)ペイン、この4つの要素がかかわる多面的・複合的な痛みをトータルペイン(全人的苦痛)ととらえた。しかし、私たち(日本語話者)には、カタカナ(英語)表記のペイン(苦痛)ではなく、たとえば、①「からだ」(肉体が感じる)のいたみ、②「こころ」(頭脳で感じる)のいたみ、③「きづな」(人間関係のバックグラウンド)のいたみ、④「たましい」(ハートで感じる)のいたみ、また「(人生)まるごと」(これまでの・いま・これからの)のいたみ、のように、ひらがな(やまとことば)を用いて表現したほうが、もっと理解しやすくなるのではないだろうか。
ちなみに、仏教でとらえる「苦」とは、単なる「苦痛(ペイン)」ではなく、私たちの人生には〈生まれ・老いて・病んで・死ぬ〉のように、「自分の思いどおりにならない痛み」をさす。したがって、緩和ケア病棟や在宅医療の現場では、モルヒネなど鎮痛薬の投与によって、①「からだ」の痛み(疼痛)はかなりコントロールできても、「こころ・きづな・たましい・まるごと」の痛みは、コントロールがむずかしい。

 

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