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つい昨日(11月22日)アップの連載コラム「つたえること・つたわるもの」№149は、『瀬戸内晴美→出家得度→寂聴。玲子と「はあちゃん」の物語』瀬戸内晴美→出家得度→寂聴。玲子と「はあちゃん」の物語 | ゴム報知新聞NEXT | ゴム業界の専門紙 (gomuhouchi.com)です。
今回のコラムは、元日本文藝家協会の著作権管理部長で作家の長尾玲子さん(母が瀬戸内晴美・寂聴さんの11歳下の従妹で、その子どもが玲子さん)から、近著『「出家」寂聴になった日』(百年舎、2022年11月9日)を送っていただいたことから始まります。
54年前(1968年3月11日)、主婦の友社に入社した私が、半年間の販売促進部研修(編集職でも、取次・書店との仕事を体験)を終え、9月1日に『主婦の友』編集部(当時、雑誌はこの一誌のみ)に配属された3週間後、作家・瀬戸内晴美さんの連載小説『いずこより』の原稿取りで京都出張した日のことを思い出しました。当時の新入社員は、入社したその日から「(業務)日誌」を毎日書きました。毎夕の提出で、上司・役員・社長のサインや書きコミが入って、翌朝、各自の机に戻されました。毎月17日は『主婦の友』の発売日なので「本日は発売日である。おめでとうございます」と記し、毎月26日は給料日(一般サラリーマンに給料日が25日なので、主婦の友社は1日遅れの26日)なので「○月分の給料をいただいた。ありがとうございます。」と記す〈きまり〉になっていました。ちなみに初任給は29,500円、この年から「土曜日隔週半ドン(前年まで日曜・祝日のみ休み)」となった、とても忙しい会社生活でした。
コラムでは9月22・23日/10月23・24日(瀬戸内さんの原稿受領、画家・小磯良平さんの挿し絵受領)の記述&日誌には書かなかったエピソード。10月17・19・20日(同じころ、やはり『主婦の友』に連載されていた、遠藤周作さんの小説『うちの女房・うちの息子』の挿絵(画家の宮田武彦さん)を取りに行ったこと&瀬戸内さんの原稿取り)記述を紹介しながら、長尾玲子さんが近著のメインテーマとした【「瀬戸内晴美は、なぜ51歳で出家し、寂聴になる道を選んだのか」】について考えました。そして、瀬戸内さんと遠藤さんはお互いをよく理解し合った間柄であったこと。瀬戸内さんの出家得度にあったって、遠藤さんからは道服(※1996年10月2日、遠藤さんの葬儀ミサに参列した寂聴さんは、この道服を着用した)が、順子夫人からは観音経の写経が贈られたことにふれながら、仏教(天台宗)とキリスト教(カトリック)を柱とされえおられたお二人の作家としての生き方にみられる共通のミッションを強く感じました。
★「はあちゃん(※長尾家では瀬戸内晴美さんをこう呼んでいた)」こと瀬戸内晴美さんは、51歳のとき、中尊寺で受けた「出家得度」を介して、瀬戸内寂聴(寂聴尼)という「彼岸」を、99歳まで生きる作家となった。
★遠藤周作さんは12歳のとき(1935年6月23日)、カトリック夙川教会で受けた「洗礼」により「パウロ」という洗礼名を授かったことから、73歳で帰天するその日まで、「私が神を棄てようと思っても、神が私を棄ててくれない」というテーマを終生追い求める作家となった
コラムには書きませんでしたが、私が新前記者になりたて(22歳)のときに書いた業務「日誌」は、もちろん手許に残してあったことも含めて、あれから54年、現在の私にあてた「手紙」であったのではないか、そんな気がします。
詳細は☞ ダウンロード - 149.pdf
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☆原山建郎☆
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本日(11月8日)アップの連載コラム「つたえること・つたわるもの」№148は、『リハビリテーションは、新しい人生をつくることなんです。』です。
今回のコラムは、前回(№147『からだがゆるされて動いているか! こころの呪縛を解き放つ。』)の続編です。
今回のコラムも、前回のコラムと同じように、やはり21年前に購入した季刊誌、『環』(vol.7、藤原書店、2001年)の特集企画、〈シンポジウム〉「生命のリズム――倒れてのちに思想を語る」をとりあげました。メインテーマは「回生」、キーワードは「歩く稽古、稽古、又、稽古」、「目的指向的アプローチ」です。
重要なトピックは、脳卒中後遺症からみごとに「回生」を果たした社会学者、鶴見和子さんの【「回生とは、一旦死んで命甦(いのちよみがえ)る。それから魂を活性化する。そしてその活性化された魂によって、新しい人生を切り開く。」回生は回復ではない】【リハビリテーションと踊りというのは、すごい親近性がある。稽古、稽古、又、稽古なんです。同じことをやってるんじゃない。毎日違う。そして出来ないと思っていたことが、やっているうちにぱっとできて、自分の型が出来るんです。それこそ創造なんです】ということばです。
もうひとつは、リハビリテーション医学の専門医、上田敏さんが「目標指向的・積極的リハビリテーション」プログラムにとり組んだ理由として、【リハビリテーションは、人生を回復することなんです。回復といっても、昔の人生をそのまま回復することではない。むしろ新しい人生を作ることなんです。】【リハビリテーションがやることは何かっていうと、マイナスを減らすだけではない。むしろプラスを増やすものです。この両方がリハビリテーションなんです。実はプラスを増やすことのほうが、やれることが沢山ある】と指摘していることです。
また、野口三千三さんが高著『野口体操 おもさに貞(き)く』の中で提起した【「からだを動かすことは苦しいことであり、辛いことである」ということを徹底的に教え込むという結果になってはいないか】という問いも、ともするとルーチーン・ワーク(定型的作業)になりやすい、病院や高齢者施設におけるリハビリテーションの現場で、しっかり受け止めるべき重要な課題であると思います。
そして、コラムの最後に以下のようなことを書きました。
その昔、よく用いられた医学用語「ムンテラ(Mund Therapie)」(ドイツ語=ムント・テラピーを約めた略語)を、英語(日本語)に直訳すると「マウス(口=ことば)・セラピー(治療)」となります。真の良医のホリスティック(全人的)なセラピー(治療)には、患者の「こころ」に生きる勇気を引き出す「ことば」を用いて、孤独で不安な患者の「からだ」をゆるめ・ほぐす「魔法のちから」があります。
詳細は☞ ダウンロード -148.pdf
お時間のあるときにお読みください。
☆原山建郎☆
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