「こらんしょ便り」仮設住宅に行きました。厳しい現実です。凍てつくような寒さの中で過ごしていらっしゃる。生かされていることに感謝して生きている人々に教えられることばかりです。
昨日、仮設に行ったのですが、あいにく近くに吉幾三が来たとかで、ほとんどの方が出かけていらっしゃったんです。私は87歳のお一人暮らしの方にお会いしたかったのですが…。伊予柑を持って(愛媛では、いーよかんとCMしてます)、仮設の集会所に行き、そこにいた人にご挨拶しました。
仮設に上がらせていただいたのですが、その狭さと閉塞感に正直、驚きました。おそらく息苦しいほどでしょうに、みなさん黙ってこらえて耐えていらっしゃる。窓の外には干した魚が吊るしてあったり…そこには確かに生活があります。「家さあっても、帰れねえ、土地さあっても作れねえ…」辛い重い苦しい思いがいっぱいです。でも、傍らの一言。「裸さ生まれて裸さ死んでいく。この世のものは、全てお借り物だべ。感謝して生きてる。」…。
私は「こらんしょ」で、食べさせてもらい、泊まらせてもらって、「足るを知る」ことに気づき、命も『お借りもの』であることを知りました。凍てつくような仮設で、むしろ私自身が、浄化され、学ばせていただきました。
追記:今日、初めてじいちゃんの声を聞きました。「あんたは、誰だ」…はっきりと。意思表示もはっきりなさっていて、嬉しい限りです。 (Ki)
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