虹色救急箱 Vol.11
Vol.11 『イラニアン・レモン』
イチゴと言えば赤いイチゴ、スイカと言えば丸いスイカを思い浮かべるのでは?
鳥と言えば、多くの日本人はスズメやカラスやハトやなどを思い浮かべますが、ペンギンを思い浮かべる人は少ないでしょう。
これをステレオタイプ(stereotype)と言います。一般的に浸透しているイメージなどを指します。
そうしたステレオタイプを打ち破る「白いイチゴ(初恋の香り)」や「四角いスイカ」の登場は、私たちの脳内にあるちょっと麻痺気味の部分、簡単には開かないステレオタイプの部分を、コンコンッとノックしているかのようです。
最近のニュースでは、「いなかレモン」(※検索!)という、丸くて甘いレモンが登場しました。そういえば、海外で丸くて甘いレモンをもらったことがあったっけ...。
5~6年前にカナダのレストランで、ウェイトレスさんが「デザートにどうぞ」とサービスしてくれたレモンがそれです。休日にお独りさまは寂しそうに見えたのか...同情か共感されたかも? 私のところにだけ、メニューにはないレモンを丸ごと持って来てくれました。
「デザートにどうぞ。イランのレモンですよ。」(※イラン原産のレモン Iranian lemon)
「イランのレモン?なんでっ??サンキュー。」とよく分からない受け答えをしてしまいましたが、ウェイトレスさんは、「このレモンって、食べてビックリ甘いのよ。私も少し前に初めて食べたの。」と朗らかに答えてくれました。秋から冬にかけて、一部店頭に並ぶとても入手困難なレモンなんだそう。
そんな貴重なレモンを...サンキュー!
特大のフィッシュ・アンド・チップス(白身魚とポテトのフライ fish and chips / fish’n chips )を食べた後で、その日のデザートは別腹ともいかず、テイクアウトで持ち帰ったのですが・・・。
丸くて珍しいな~甘いのに味がレモンか~と切る前に写真まで撮ったのに...見付からないので写真はまたいつか。m(_ _)m 野球のボールみたいにまん丸ではなくて、ちょっといびつなまん丸でした。
食べてビックリ!味はレモンなのに全然酸っぱくないのです。甘いグレープフルーツのような感覚ですが、やっぱり味はレモン!スキッと甘い爽やかで美味しいレモンでした。
私の中のレモンに対するイメージが広がって、いつかイランの人に会ったら聞いてみよう、日本でも輸入されないかな?と思ったりしていました。
ミカンの木に接木で誕生したという「いなかレモン」の味やいかに?
イランのレモンと似ているかな?
甘くても、酸っぱいレモンと同じだけのビタミンCが摂れたらいいな~。
甘いレモン、お試しあれ~。
by天川りを
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コメント
昨年末,高知県へ単身赴任している従兄弟から「文旦(ぶんたん)」というフルーツが送られて来ました。関東ではなかなかお目にかかれない,珍しい柑橘系のもの。さっぱりとした甘さと酸味のなかなか美味しいものでした。 思い出せば,子供のとき果物が大好きで,とくに柑橘系のものが好きで,父がお土産何がいい?と聞いてくれると「ネーブルネーブルっ!」とオレンジをねだりましたっけ…。 子供の時食べ過ぎたせいか,今はさほどフルーツを食べたいとは思いませんが,親は小さい時の記憶が残っているのか,お土産に果物を持たせようとします。群馬に住む母の所にいくと,「茨城産メロン」とかを買って持たせようとします。…あのね〜,私がどこに住んでいるか知ってるよねぇ…(笑)果物売り場の前で,母子の小競り合いが始まる瞬間です。
投稿: 根本美貴 | 2009年3月 7日 (土) 15時59分