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開業ナースの心意気を伝えたい

今の時代の看護の創造・充実とは? 政権交代、今あるべき看護師の姿勢を浮き彫りに・・その日がいよいよ近づいてきました。元祖・開業ナースと言われるなら、その心意気を伝えたい。

お問い合わせはE-mail:machiya@e-nurse.ne.jp または 03-5386-6058でも

日時:10月17日(土) 13時15分受付開始 場所:東京労音大久保会館 詳しくはこちら

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今年は秋の訪れが早く「残暑が厳しいですね」の挨拶もあまりなかったように思う。
人間勝手なもので暑いと早く秋が来て欲しいと思うがいざ秋色が濃くなるにしたがって何となく侘しく気忙しく、ありさんの気分になってくる。
でも、四季の中では一番好きな季節である。スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋・・・。この歳になったら来て欲しくない誕生月もやってくる。
今のわが身ではスポーツは無理、肥ゆることはご遠慮。幸い我が家には積読された書籍が山となっている。歴史検証、哲学、言語論、教育論、人物評など様々、どの本も帯紙やカバーにある内容紹介を読むと興味が湧いてくる。読書の秋ときめこみ今日はこれを繙こうかと数ページ読むうちに就眠。
そこで、こむずかしい本は諦め、物置に詰め込まれた推理小説を引っぱり出し読み耽っている。(老後に読むから、と捨てずにとっておいて貰ったものだが、あるわ、あるわ…)
特に雑誌「旅と歴史」のフリーラーターが登場するものは、教科書でも習わないような歴史に触れられ色々な土地を旅する気分が味わえる。またフィクションとはいえ、政治や経済、又は科学とさまざまなテーマからその裏側を想像したり、登場人物の発する言葉や行間から作者の思うところを推量したりと勝手に楽しんでいる。たまには文学作品を読みなさいよ、と言われながら。
そんな中、幸田 文の「おとうと」を数十年?ぶりに読みかえしていると「あら、珍しいじゃない」ときた。
朝日新聞に、指定された本の感想を投稿する“重松清さんと読む百年読書会”が日曜日に掲載される。9月の本が「おとうと」である。
大正時代、高名な作家の父、継母、姉、弟の4人家族。それぞれの立場から行き違い、素直にぶつかり合えない。時代背景が違うとはいえ、「家族・愛」の難しさは今に通じるように思われる。
後半とくに引き込まれる。放埓な生活を送ったあげく結核に冒された弟、献身的な愛で最期を看取る姉。国民病といわれ、罹患=死と恐れられた結核。その時代の医療環境、医者、看護師、患者、家族の様子が垣間見える。前回は感じなかったが今回、登場する医療者たちにとても魅力を感じたのは何故だろう。
まだ国民保険もなく、貧しい生活の庶民にとって入院はあらゆる面で夢に等しかったに違いない。病院で最期を迎える弟。4人それぞれの思いは不器用がゆえに通じ合えなかったけれど、芯のところは「家族」だったのではないか、と思いたい。
戦後の混乱がまだ続く昭和20年後半、我が家にも「結核」が侵入した体験があるだけに身につまされるこの本は処分できず書棚の奥に黄色く変色して収まっていたが、しばらくは又同じところへ。あと2回続く読者の感想を楽しみにしている。
因みに、10月は松本清張の「砂の器」、重たい作品である。映画、テレビも見たが、やはり原作を読むのが一番。又読み返してみようか、と思っている。
この秋、皆様はいかがお過ごしですか。

投稿: yocochan | 2009年9月18日 (金) 19時58分

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