介護保険を使って思ったこと
母も姉も亡くなって今思うことは、「介護保険は多くの人がバラバラにかかわり立ち替わり入れ替わりする。手続きする人、物を持ってくる人もバラバラで、それぞれが初めから聞く。ケアマネジャーさんがどの人で、何をしてくださるのかさえ判らなくなってしまう。“一人を立ててみる”ことはできないものでしょうか。もっと幸せに、心地よく、喜び、あ~あ、助かったと思えるような仕組みにしていただきたい。
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コメント
介護保険制度がはじまって10年。色々な問題点がハッキリしてきていますね。ご利用なさる方のご意見と
サービスを提供する側の視点から見た問題点を出し合い、すりあわせをして、解決策を考えなければなりません。日本の介護保険制度には皆それぞれに問題を感じていることは如実です。どうにかせねば、、と考えあぐねています。
本日の朝刊に厚労省は制度開始10年にあたって、広く一般から意見を求めているとのことでした。その中のアンケート内容を見つつ、どういう答えを導き出そうとしているのかなあ、、と、今朝から悪い頭を捻っているところです。もちろん、不肖者の私も意見書出しますよ、ガンガン書きますよ。アナログ者なので書面直筆です。この際、とりあえず訴えてみるしかない
ですよネ。
さて、どの位意見を吸い上げてくれるのでしょうか?
投稿: takezawa harue | 2010年3月 2日 (火) 09時42分
全く同感です!我が家でも、人の手を借りなければ母を自宅で療養させることはできませんでした。しかし、多くの人が出入りする事で、相当な混乱・戸惑い・ストレスが家族にはありました。特に元来、人の手を借りる事に対し「恥の文化・申し訳ない意識」が強い両親にとっては、口には出せないストレスが相当あったと思っています。それから、サービスを利用するにあたって、これは大変な事だと思った記憶がよみがえりましたので書かせて下さい。
サービス提供事業所との利用契約を結ぶ際に、まずは契約書の内容確認の為の読み合わせ、重要事項の詳細な説明と同意、同意書記入に住所・氏名・電話番号・緊急時連絡先等等…次から次に読まねばならず、書かねばならず、それが1事業所につき数ページに亘る冊子の読み合わせ、同意書は必ず2枚(事業所用と利用者用)。我が家の場合は複数事業所との契約でしたので、さすがに吐き気を催しました。事業所が増えれば増えるほどこの作業は増えていきますし、老老介護のお宅や、高齢者独居の方などはどうしているのかと、介護保険の「契約」ではじまるシステムの危うさを感じました。
この出だしでヘトヘトの上、多くの人が入れ替わり立ち代わりの毎日。父がよくボケてしまわなかったと、今更ながら思います。本当に、サービスを受けるのに負担感があるこのシステム、もっと心地よく、利用する側の負担が少ないシステムに何とかならないものかな~?と思っております。
投稿: オーロラ | 2010年3月 1日 (月) 10時23分