虹色救急箱 Vol.30
Vol.30 『井上ひさしさんからのメッセージ』 皆様、お久しぶりです。さぼっててゴメンナサイ! 先日寂しくなるニュースが流れました。4月9日に、作家の井上ひさしさんが他界されました。井上ひさしさんの文章でとりわけ忘れられないもの・・・私にはあります。ポエム それは本のブックカバーに付属している帯のために用意されたメッセージです。 『ちくま日本文学全集 宮沢賢治』(1991年 筑摩書房)の中で、解説を担当されたのが井上ひさしさんだったのですが、その時のブックカバーの帯も井上さんが担当されています。日本文学全集全体に使われたメッセージなのでしょうか・・・。 帯のキャッチフレーズは、「こんや銀河と森とのまつり」。宮沢賢治ファンであれば、これだけで心が躍りますねえ。 「よい作品は宝石のようなもの、いつ見ても飽きず、時が経っても腐ることがない。そういった作品を集めて【文学全集】という名の紐に通すと、これは一環の首飾り。読者よ、どうぞこの首飾りをそっと心にかけていただきたい。そのときのあなたの美しさは、もう筆舌につくしがたい。 井上ひさし」 本に付いている帯は保管しておかないことも多いのですが、これは本のしおり( book mark/book marker )にして、ずーっと持っていました。 一日一日、気温が全然違いますねっ。春が来た 日本と海外を頻繁に行き来していた頃、それぞれの空港に降り立って感じたような、そんな気温差があります。。。 いつの日か案内して差し上げたいです。 by天川りをでもなく、本
でもなく、エッセイ
でもない読者の皆様に向けたメッセージ
、これを初めて読んだ時、ガツンと心に響くものがありました。。。
そして井上ひさしさんによる読者に向けたメッセージが、学生時代の私の心を掴んで
離さなかったのです。細長い帯に、縦書きで以下のように書かれています。
文学全集のうち、宮沢賢治のものだけを繰り返し読んでいたので、「一環の首飾り」ではなく一粒のネックレスだったかも知れませんが・・・
、学生時代の私が、いつも「心に掛けていた」メッセージです。素敵なメッセージを、私達に数え切れないほどプレゼントしてくださった井上ひさしさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
と思えば冬に戻り
、冬
かと思えば春
の陽気に・・・温度調節は大変ですがジェットコースターみたいな春!
例えば、7月の日本とオーストラリア(オーストラリアは冬になります)、または、同じ夏でも、日本の夏とカナダの夏では全然違うのです。以前vol.20『汗のはなし』でもお伝えしましたが、サラッとしていて湿気のないカナダ・バンクーバーの夏は最高ですよっ!
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コメント
暑くなってきましたね。
以前「カナダの夏はサラっとしていて気持ちが良い」と書かれていたことを思い出し,いいなぁ…と憧れております。
多湿の日本の夏,サラリと涼しく過ごせるアイテムは無いか?と物色中です。特に顔!!暑いと真っ赤な顔になり,まるで「茹でダコ」もしくは「完熟トマト」のようなんですよ。回りの人に見るだけでも「暑苦しさ」をおすそ分けしちゃっている感じです(分けられても嬉しくないでしょうに)
天川さんは暑い時に工夫していることってありますか?あったら教えて下さいね。
投稿: 根本美貴 | 2010年6月11日 (金) 09時57分
ゴールデンウイークも終わりましたね。天川さんはどんなお休みを過ごされましたか?
私は,と言えば結構毎日充実(?)してましたよ。ついこの前アメリカに帰った親友のお父さんが脳梗塞(これも頭に来る病院のエピソードがあり…いつか聞いて下さい)で入院したため,急遽彼女一人が帰国したので成田までお迎えに行ったり,ホコリ高い我が家の大掃除をしたり,従姉妹が遊びに来たり…。毎日なんだかんだと出歩いてました。普段こんなに休めないので,半年分くらいの疲れが取れたようです。
さあっ!リフレッシュしたことだし,また仕事に打ち込もう,と清々しい気分でデスクに向かってますよ
投稿: 根本美貴 | 2010年5月 6日 (木) 09時26分