事故に遭わなければ一時代を築いたに違いない今は亡き、オートレーサー須之内哲也の連載コラム
vol.1⇒ こちら vol.37. 2011-12-10
畳も新しくなった部屋でふとんをひいて初美を寝かせるけど一人で寝かせられなくて一緒に寝るのには私がマットレスがないと床ずれを作ってしまうので、布団やさんに電話でマットレスを注文してすぐ持って来てもらった。今夜からは一緒に寝られるから安心できる六畳の部屋にふとんを二つ敷いて最後はこうして居たいと私は思っていたので夜中でもいつでも何か合ったら起こすんだよと言い、久しぶりに同じ部屋で寝た。
まだ洗面は台所で出来たが、体を拭いたりは日中にふとんの上でするようになって中々布団まで洗面器にお湯を入れてもって行き身体を拭く事が大変で思うように私が出来なかったので二人で笑いながら身体を拭いたりしてて楽しいひと時でもあった。夜も寝るまで子供達と昔の写真を出しては思い出話で初美の説明を聞きながら笑ったり、毎日こうしていつまでも続いててほしいいと思うばかりだった。初美が疲れてても自分からもう寝るよと言わないので私がもう寝ようかと子供達に言ってから初美を長男と次男にトイレまで連れて行ってもらって布団に寝かせるようにした。長男には又明日頼むよと帰して二人になってから初美と私は神棚に手を合わせて今日も一日が過ぎた事を感謝して初美が横になった上から私の手かざしで眠ってしまうまで続けていた。
近所の○さんもほとんど毎日のように来てくれて布団の上で髪の毛を洗ってくれた時はどんなふうに洗うのかもわからなかったけど、洗面器とごみの袋とタオルですごく上手に洗った時は感心してしまいもっと俺にも出来る事があるだろうしもっと初美にしてあげたい気持ちで知人が帰るとき玄関を出てから、思うほど私は動けなくないからもっと私に教えてほしいと」と聞くと「わかりました」と言ってくれた。生意気な事を言ってしまったのかと思っていたけど、その時はもう何でも初美に自分でしてあげたい出来る事はすべて自分の手でしてあげたい気持ちでこだわっていた。モルヒネの座薬を最初の頃入れるときも○さんが来てくれていたときも、時間で○さん入れてくれようとした時初美が「哲ちゃんが入れてよ」と私に言うので、私が何でもしなくてはとその時も思ったからこれからも出来る事は私がしてあげたい気持ちで○さんには生意気な事を言ってしまった。
夜中に起こされる時もあってどうしたと聞くとお腹が痛いという時もあってモルヒネの座薬を入れてまた寝かせることが多くなってきていた。モルヒネの座薬は7月から使うようになっていたけど腰の痛みはシップで我慢出来ていたお腹が痛いのは我慢しなくていいからと時間をみながら座薬を使っていたし先生も痛みを我慢しなくていいと言ってくれていたので先生の指示どおりに私が時間をみながら調整していたけど痛みが取れるとホットして自分の気持ちも楽になっていた。
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