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コラム「医師として、武士として」  Vol.52看とり士:その3  安藤 武士 Andou takeshi

Vol.52 2014.12.10看取り士:その3           

日本では、「病院死」は現在、約80%を超え、「在宅死」は10~15%と言われている。「在宅死」は世界的にみると、スウェーデン51%、オランダ31%、フランス24.2%となっている。国は「在宅」で「お迎え」を待つ施策をすすめているが、公的負担を減らすためである。

生まれてから亡くなるまでの健康を「健康ワールド」というと、現在、「健康ワールド」に費やされる費用は年、約44兆円(医療費・介護費)と言われている。毎年、1兆円づつ増えている。「健康ワールド」に限定すれば喜ばしいことであるが、日本には、他の世界(ワールド)もあるので、破たんしている財政を何とかしなくてはならないという理由で、国は「終末」を「在宅」で迎える施策を推進している。

2025年には約47万人の方の死に場がないと言われており、必然的に「終末期」を「在宅」で迎える人が増える。現在までは、日本の「健康ワールド」は医療機関:病院を中心に回っていたが、健康管理施設、在宅医療、在宅看護、在宅介護、介護施設、医療機関と役割分担は複雑であるが明確になる。全ての機関が期待道通りに機能すれば、「健康ワールド」は破綻しないと思われる。是非は別にし、相対的に医療機関:病院の役割は低下することになる(次号に続く)。

Vol.50 2014.12.2看取り士:その1 ⇒ こちら

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