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コラム「医師として、武士として」  Vol.96 「赤ひげ」    安藤 武士 Andou takeshi

Vol.96 2018.3.17  赤ひげ

 この数年間、TV放送はニュース以外余り見ない。興味ある番組は録画しておき観たいときに観る。

 その代わり、DVDは沢山所蔵している。シリーズ物として、アガサクリスーの「探偵ポアロ」(60巻余)、ピーターホーク主演の「刑事コロンボ」(60巻余)、コナンドイルの「シャーロックホームズ」(30巻余)、他に、ヘミングエイの「誰がために鐘はなる」、イングリッド・バーグマン主演の「カサブランカ」、オードリーヘップバーン主演の「ローマの休日」、アランラッド主演の「シエーン」、ショーンコネリー主演の「ジームズボンド」シリーズ等々、切りがない。時間があれば、何度も同じものを見ている。そのたびに新たな発見がある。

1ヶ月前より、黒沢 明監督の映画の「DVD」が発売開始となった。早速、購入手続きをとった。先日、3巻目が届いた。かの有名な三船敏郎主演の「赤ひげ」である。確か昭和40年頃の映画であったと思う。

長崎で修練して江戸の小石川療養所に配属された「近代医学」を学んできた若き医師が、「赤ひげ」流の施療に反抗していたが次第に“医のこころ“を学び、「こころ」の医者になっていくという山本周五郎の名画である。

時代と共に、医師に求められることは異なるが、どんな時代になっても変わらぬは、「赤ひげ」流の「医のこころ」であると思っている。

「赤ひげ」は、現在、地域医療に貢献した医師に日本医師会が授与する「赤ひげ」大賞の名称にもなっている。技術的に発展し続ける医療界で活躍する医師に求められる「医師」にも、「赤ひげ」流“医のこころ”が必要と思っている。

小生は「赤ひげ」は、「良医」ではない、「名医」でもない、「善い医者」のことを指していると思っている。

先日、医師の友人に「赤ひげ」の事を話したら、「もし手術をすることになったら『善いこころ』より『技術が優れている』方が良いね。」と言われた。拡大鏡を用い、髪の毛より細い糸で縫合するには、それなりの技術がいることは承知している。「ロボット」手術の成績が良い疾患もあるので理解はできる。

小生には、現在は逆立ちしても手術をすることが無いので、「赤ひげ」流の“医のこころ“が「善い医師」にとって必要ということを強調しているのかもしれない。

以前、「証拠ある医療(EBM)」に関する「コラム(Vol:16)」を掲載させていただいたが、もう「赤ひげ」は不要と明記した医事評論者がいた。それも理解できるが、なにか釈然としない。

 現在、予防医学に従事しているが、小生の目標は医療機関の“パイ”を小さくすることを目標としている。(続)

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