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2021年12月

【私のメディア・リテラシー】第14回 「招かざる侵入者、ハクビシンと新型コロナウイルス」 尾﨑 雄 Ozaki Takeshi(「老・病・死を考える会プラス」世話人 、元日経ウーマン編集長

 暮れも押し詰まったある日、東京の住宅街で、ふだんは見慣れない“新住民”と出会った。ハクビシンである。今年最後のゴミ出し日。家庭ごみを町内会の集積場に置いて帰ろうとすると、頭上でカラスが騒ぐ。見上げると鼻先から尾の末端まで60~70㎝の尾の長い何者かが歩いている。2羽のカラスが交互に襲うが意に介せずスタスタと電線を伝っていく。ぶら下がるのではなく、細い線の上に四つ足で歩く。ハクビシンだ。
 太陽が出る前の薄明りゆえ、顔つきや体毛の色が定かでない。それを確かめるべく、その姿を追っておよそ数百㍍歩くと、街を掃除する高齢の住民が「あの辺に棲んでいる」と住宅街の一角を指さす。一気に寒さが身にしみ、自宅に引き返そうとすると別の住民が「家の中にも入り込まれても、住民が駆除することは禁じられています」と教えてくれた。帰宅すると午前7時。ハクビシンを追いながら30分も冷えた住宅街を徘徊していたのだ。すれ違った早起きの勤労者諸君は私を認知症老人だと思ったにちがいない。
 ハクビシンは日本に生息する唯一のジャコウネコ科の哺乳類だ。外来種だが侵入の経緯は詳らかではない。私は東京都文京区目白台に住む。その地で小学校から大学まで通ったが、ハクビシンとは初見参である。東京都のハクビシン捕獲報告は平成11年から。13年に36頭だった捕獲数は23年には737頭と10年間で20倍に増え、一時400頭まで、500頭台に減ったものの、令和元年には628頭に。出没する地域も自然の多い多摩地区から23区にシフトしている。農産物等に被害を与える害獣とされるが住民自身が駆除することは規制され、捕獲や死骸処分は専門業者に任されている。農村や過疎地の被害は大きく、住民が罠を仕掛けて駆除しているが、住民の高齢化によって自助努力も限界だ。
 ハクビシンも新型コロナウイルスも海外から忍び込んだ、たちの悪い厄介者だ。ハクビシンの自然分布はヒマラヤ、中国南部や東南アジアである。奇しくも新型コロナウイルスの原産地とされる地域と重なる。ハクビシンを初めて目撃した日、テレビも新聞も新型ウイルスのニューフェースであるオミクロン株の猖獗を予想し、危惧するトップニュースでにぎわっていた。
 新型コロナウイルスについては臨床医もアカデミアも様々な視点でいろいろな意見や予想を述べている。だが、ハッキリしていることは、その正体はあまりよくわかっていないという事実である。生態がハッキリしない点ではハクビシンも同様だ。ハクビシンの日本侵入の時期は江戸時代とも第二次世界大戦中ともされているものの定説はないという。
 和名は「白鼻芯」。額から鼻にかけて白い線が通る。私はその特徴を確かめようと夜明け前のひととき懸命に頭上のハクビシンを追ったのだが、夜が明けきると姿は消えていた。あの猫のようなイタチのような姿を思い起こすと、あれはハクビシンを装った新型コロナウイルスの化身ではなかったのか、老人の目に映った幻だったのか。
そうではない。翌朝の日経新聞を開くと、三菱商事の垣内威彦社長がこう語っていた。「新型コロナは人類が抱える課題や矛盾を映し出す鏡のようなものだ」(コロナと世界/針路を聞く」)と。

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【システムのスタッフは、今】35&10周年記念行事は、多くの応援して下さる方々の気持ちを強く感じた会でした。人のいのちと暮らしがある限り、看護は在り続けます。1人1人のナースが責任感とワクワクを胸に、メリハリをつけて時には立ち止まって振り返り、自分と向き合う、だからこそ、こだわりたい事がみえてきます。

あーっという間に2021年が終わろうとしていますね、今年も大変お疲れ様でした。
長引くコロナ禍の中、ほとんどの事が今まで通りとはいかない中で、35&10周年記念行事も開催いたしました。多くの応援して下さる方々の気持ちを強く感じた会でした。
どんな状況でも、人のいのちと暮らしがある限り、看護は在り続けますね、いや、1人1人のナースが責任感とワクワクを胸に続けている(そんな時ばかりではありませんが)のだと思いますが、続くものだからこそ、メリハリをつけて時には立ち止まって振り返り、自分と向き合う、だからこそ、こだわりたい事がみえてきますね。
先日、甲州さんから「熟練訪問看護師の代表的な技」って何だと思います?とおたずねがありました。
それをここ最近考えております。

さて、来年2月26日の新春シンポジウムですが、担当は栗原さんと鬼さんに決まりました!栗原さんから鬼さんへラブコールが実りました💖
来年も、明るく、楽しく、時には厳しく⁉、センターの皆さんと一緒に!!

(かわぐち)

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【システムのスタッフは、今】今日はとても寒いですね~1月のような寒さです。新年といえば、そう新春シンポジウムですが、今年は10周年&35周年で乾杯しましたので、忘年会ではなく、新年会も兼ねて乾杯できると良いなと考えております。

さて、例年ですと忘年会の時期です。去年もオンラインで開催しましたが、今年は10周年&35周年で乾杯しましたので、今年度は忘年会ではなく新年会を考えております。

新年といえば、そう新春シンポジウムです☺( ̄ー ̄)ニヤリ
シンポジウムの時に、新年会も兼ねて乾杯できると良いなと考えております。

日にちは、2022年2月26日(土)に決定しておりますので、皆さんスケジュール調整の程、宜しくお願い致します!

今年も残すところあと2週間!
引き続き、宜しくお願い致します!

(かわぐち)

 

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【私のメディア・リテラシー】第14回 「コロナ禍と向き合った看護職のつぶやき」  尾﨑 雄 Ozaki Takeshi(「老・病・死を考える会プラス」世話人 、元日経ウーマン編集長

 コロナ禍のさなか看護職員が、いわれなき被害を受けている。在宅医療に携わる医療従事者の情報交換ネットワークの一つCNK‐MLで知った。自然災害を含む有事が勃発すると、ひとはパニック状態に陥り、そのはけ口を誰かにぶつける。その矛先は主に行政に向かうのだが、今回のコロナ禍では医療従事者にも向けられた。とりわけ患者や市民に身近な看護職への訴えが目立ったそうである。
ある看護職は、住民から「いわれのない怒りや侮辱」をぶつけられた。「私でよければ怒りをぶつけてください」と受け止め、(住民に対する)ケアの一部として対応」してきた。それは看護職としての強みを生かした対応でもあった。とはいえ、一部の市民からにしても「2年間にわたる叱責には事務も保健所職員も疲弊して市民に心を閉ざしてしまいそう」だった。

5人に1人が住民らから心無い差別や侮辱の言葉を
 日本看護協会の「看護職員の新型コロナウイルス感染症対応に関する実態調査」(2020年9月)によると「近年、経験したことのない事態」が発生した。実に看護職員の5人に1人が「差別・偏見」にさらされた。いちばん多かったのは看護職本人ではなく「家族や親族が周囲の人から心無い言葉」をかけられた(27.6%)こと。患者や地域住民から「心無い言葉」を受けた看護職はおよそ20%に達した。入院できずに在宅死が続出した今年の第5波では“被害”はもっと深刻だったろう。罪を犯せば本人の家族も処刑した古代中国の「族誅」さながら。「医療崩壊」は人々の心の荒廃を招いた。それを防ぐワクチンはあるのか。CNK-MLの管理者、中野一司医師は。それは「住民の覚醒」だと言う。
 中野医師によると「太平洋戦争突入前の日本の状況は、今のコロナ下とそっくりだった」。当時は戦争協力を強いる「同調圧(力)」が大きく、同調しない人々への「差別、偏見が横行」した。その反省から「ICTを活用した情報共有と迅速な意思決定」ができる社会にすれば、同調圧の強さは、むしろ「日本の欠点ではなく長所にチェンジ」できると主張する。ICTを上手に活用することによって、お互いに学び合い、他者を尊敬する気持ちを共有することが結果的に「住民の覚醒」をもたらし、賢い住民が育つということだろう。

怖いのはオミクロン変異株よりも人心の分断
 人間社会はパニックに巻き込まれると異常な振る舞いをする。庶民はスケープゴートをもとめ、営利か非営利をとわず企業や組織は社会救済のための制度を悪用することもある。国は新型コロナウイルスの患者や陽性者を受け入れる病院に多額な補助金を出す仕組みを作ったところ、患者を受け入れずにお金だけ貰っていた病院があった。「幽霊病床」の存在は「医は算術」であることを証明した。日本の病院経営は逼迫しているとされるが、コロナ禍に対する公的な経営支援で一息ついた。大手病院グループの経営者の一人は、コロナ禍は「神風」だったことを認めている。
 最前線で奮闘してきた医療者の大部分は固唾を吞みながら第6波に備えている。怖いのは、迎え撃つ側の分断である。それは住民と地域行政、患者と医療者、自治体と中央政府などさまざまな場面で起きた。看護職が人柱にされるような社会的分断はオミクロン変異株よりも恐ろしい。こんなとき思い出すのは過疎地で聴いた話だ。人口減少が始まった1980年代に高齢化率40%を超えていた日本一の過疎地(現山口県大島町の一部)を訪れたことがある。そこで町長がこう漏らしていた。「人口減少より怖いのは、人々の心の過疎です」

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【システムのスタッフは、今】医療者の確保と入国後の待機施設の確保など対策を進めているとニュースが流れていますが、新宿区の入院待機施設の詳細も新たに出ました。万が一に備えて、協力して下さる看護師を登録制に・・・・・。

大雪を過ぎて寒さもいよいよ本番ですね。
オミクロン株感染者も少しずつ増えてきていますが、この冬の感染者はどうなるでしょうか。
国でも、医療者の確保と入国後の待機施設の確保など対策を進めているとニュースが流れていますが、新宿区の入院待機施設の詳細も新たに出ました。

6床運営で、看護師2名を24時間常駐、12月下旬から最長3月まで開設予定だそうです。
入院が必要な方が待機となった場合に運営する予定ですので、必ず開設するということではありません。
この夏に行なった電話の健康観察と併せて運営予定です。

万が一に備えて、協力して下さる看護師を登録制にするという事ですので、もし周囲のお知り合いのナースで興味ある方がいらっしゃいましたら川口までお知らせください。
報酬等など更なる詳細をお伝えします。
登録締め切りは12月17日(金)となっています。

(かわぐち)

 

 

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