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2010年9月29日 (水)

本協会がめざしている事業

 病院での看護の在り方や看護師の存在の意味が問われています。今の日本の現状を直視した上でメッセンジャーナースは何をするのかを問い続けます。

 メッセンジャーナースは、医療コーディネーターやメディエーター、医療支援決断サポーターなどとは明らかに違う点があります。それは、「医療の受け手本人の意向を大事にするのであって、家族の言いなりにはならない。家族と医師の懸け橋になる場合でも、本人はどんなことをこれまで望んできたかを思い出させ、家族の願いと重ねる作業がある。」という点です。

 

メッセンジャーナースには、医療知識に加え臨床心理の基礎、医療と直面した時の人間心理が求められます。今の高度医療、複雑化した医療制度、新薬が次々に出てくる現状の中で確実な情報提供を行いながら、患者・家族の心にも関わり、医療者とのコミュニケーションを図りながら、患者・家族が納得、満足できるものを選択していけるようなサポートをメッセンジャーナースが行っていく事が今の医療の現場には必要です。メッセンジャーナースは職人でもあるのです。

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