本協会の誕生背景
医療の現場も社会情勢も大きく変化してきています。医師法と保健師助産師看護師法によって縛られている看護師の業、医療技術が高度化・進化する中で、看護師として提案し行動すべきこの時期を逃してはいけません。医療機器を装着しての早期退院、病気をしても、本当は心豊かに過ごせるはずの家庭生活が壊れていく状況に目をそむけてはいけないと思うのです。
超高齢者同士の世帯、独居高齢者、孤独死、考えてもいなかった事態が起こっています。継続治療だけでは入院できず、施設にも戻れず、退院後のたらい回しも、当たり前のように行なわれているというのが現実です。医療の受け手とその家族は、この状況に耐えてはいるが、納得はしていません。身体の位置すら自分では変えられず、生きる灯を失いかけている高齢者に、誤嚥するからと胃瘻が造設されることもあります。過剰医療とも受け取れる状況が確実に増えているのです。本人の意思が確認されないまま、本人の願いとは裏腹な生き方を強いてしまったと訴える家族の相談もあります。
今、看護師だからすべきこと、看護師だからできることがある。・・・今の時代だからこそ、長年培ってきた看護の実力を発揮すべきではないでしょうか。医療の受け手の使メッセンジャーとしてその思いを汲み、磨かれてきた看護の技と心を惜しみなく提供する看護師像、それが「メッセンジャーナース」の称号をもつ看護師なのです。
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