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2010年10月22日 (金)

メッセンジャーナースの活動事例(その3)

3.在宅療養への希望をもつご家族に対して

84歳になる母が脳梗塞で倒れ入院しています。後遺症で口から食事を摂るのは難しい状態と言われ管を入れていますが、これからの事が不安です。医師から胃に穴を開ける方法もあると説明を受けました。手術は簡単な手術だと聞きましたが80歳も過ぎた母が手術に耐えられるのか不安です。相談員の方からは既に転院もしくは退院の話が出ていますが、母は家が大好きでしたので早く家に帰らせてあげたいと思っています。でも、食事も口から食べられない状況で家に帰ることができるのでしょうか。病院に行くと上手く話せないながらも目で訴える母をみると涙が溢れて止まりません。せめて家に帰って今まで通り孫達にも囲まれながら過ごせたらと思っています。先日、病棟の看護師の方ではない看護師の方と話す機会があり家での介護の事を聞きました。なかなか上手く母の希望やこちらの家族としての希望が伝えられず、モヤモヤした気分で帰ってきてしまいました。病院の方々の頭の中にはストーリーがあるみたいで、こういう病気になったらこういうストーリーというのが見えるのか、我が家の夢みたいな「家に帰らせてあげたい」という思いとはズレを感じました。それは医師から手術の話を聞いた時にも感じました。

できれば今度、手術や退院の話しをする時の立会いを希望しております。宜しくお願い致します。

メッセンジャーナースからの返答:

= 転院もしくは退院というお話に加え手術を勧められたとの事、不安いっぱいの様子が伝わってきました。目で訴えているお母様のお姿も浮かんできます。家に連れて帰りたいお気持ちと、それが本当にできるのだろうかという娘としての葛藤も伝わってきました。そこで提案です。あなた様またはご家族のどなたかと、あるいはお母様も交えて一度直接お会いしてお話を伺うというのはどうでしょう。メッセンジャーナースとして病院で立ち会う前に、「家に帰らせてあげたい」と思われたキッカケやご心配な点、また、元気だった頃のお母様のご様子や生活の中でのお言葉など、エピソードについてもう少しお話を伺わせていただけたらと思うのです。もう1つ、医療者からこれまでどのような説明を受けられたのか、今問題とされている食事の事だけでなく、今後の生活に関わること等、現状と回復の見通しについてどのようにお聴きになっているのか、ご家族それぞれがどの様に受け止めているのか等、ご家族のお考えや思いをお聞きしておきたいのです。お母様のお母様らしさを汲みとりながら、ご家族としての思いをそこに重ね合わせて行動することをお勧めしたいのです。医師にこれだけはもっと確認したい、伝えたいと思っていることがあるのではないでしょうか。それらを整理してから医師と対面することで、より納得できる説明が受けられると思うのです。医師も本音をお聴きすることを望んでいます。

私たちメッセンジャーナースも、事前にご家族の思いや願い・不安な事柄を知っておくことで、そのお気持ちを汲んだ形での代弁も可能になります。結論を早く導き出したいお気持ちを承知しつつ今後のお母様とご家族の生活を考え、あえて提案させていただきました。

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