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2010年11月17日 (水)

認定証をお持ちのメッセンジャーナースの皆さん、あなたならどうしますか。コメントを!

「在宅看護研究センターLLP」のエントリー「「安楽な姿勢…教えて下さい」「悲劇を繰り返さないために、皆で、自分のこととして考えましょう!」に書き込まれた新しいコメントは、メッセンジャーナースとしての力試しになります。

全文:足のむくみを取る為に、と外科のドクターから漢方薬の処方が出ていたそう。御本人は「少し…足が細くなったみたい」と言っていたのに,緩和外来のドクターに替わった途端「効果がないので止めましょう」と止められてしまったそうである。

御主人は,それでも「妻が楽だと感じるなら」と,漢方薬やサプリメントを必死に探し,取り寄せていたのだとのこと。受診の際「こういった物を飲ませてもいいか?」とドクターに尋ねた時のドクターの返答は…

「そんなの無駄だから!飲んだって仕方ないよ」と言い放たれたそうである。

こうした場面…あなたならどう声をかけますか?

御主人の必死な思い,御本人の辛さを汲み取れば,こうした返答はでないはず。

私が御主人にお話した際「そうです。そう言う言葉で言ってくれたのなら,私だって…どんなに救われたかしれない…」

医療は病気だけ・症状だけ緩和出来ればいいのではない。ご家族をも含めた精神的なケアがあってこそのものではないか? 今の医療の現場が,システマティックになり過ぎ,心が失われてない事を祈る思いである。

       

認定証をお持ちのメッセンジャーナースの皆さん、やりとりの情景を思い起こしてみて下さい。

「こういった物を飲ませてもいいか?」とあえて医師に尋ねたのはなぜ? その問いに「そんなの無駄だから!飲んだって仕方ないよ」と言われたご主人の気持は?  

あなたならこのやりとりをどうとらえ、どのような行動を起こしますか。

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1・メッセンジャーナースとは」カテゴリの記事

コメント

この事例を読んで

足のむくみを取る為に外科のドクターから処方されていた漢方薬に、奥様は「少し…足が細くなったみたい」と言っていたので、その漢方薬が少なからず奥様に何らかの効果・反応がある(それは身体的に奥様が感じたものか精神的に感じたものかはわからないが)とご主人は感じていたと思います。

緩和ドクターに変わった途端「効果がないので止めましょう」といきなり言われ、
奥様は効果を感じているようだ、外科医は漢方薬を勧めてくれた、
緩和ドクターは止めさせただけで、代わりの物を勧めてくれるわけではないことに対する不満足感と、人によって意見が違う、誰の言うことを信じれば良いの?自分は奥様のために何をすれば良いの?など葛藤があると感じました。

そしてこの医師の言うことに少なからず納得できていないのではないかと思いました。
それは、また漢方薬やサプリメントを探したということです。
奥様はむくみで苦しんでいる、奥様に少しでも楽になって欲しい、何かしてあげたいという必死の思いで漢方薬やサプリメントを探したが、医師から勧められているものではないので本当にそれが効果のあるものなのか、飲ませてよいものなのか、副作用や害があってそれで奥様が苦しんだらどうしようという不安、また医師に尋ねたら「効果がない」と否定されるかもしれない、ひょっとしたら「効果がある」と言ってくれるかもしれない、
他にもっとよい物があり、それを勧めてくれるかもしれないという期待など、
さまざまな葛藤の中にいるからこそ「こういったものを飲ませてもいいか?」と尋ねたのだと思います。

ただ単に「飲ませて良いか、悪いか」ということだけを聞きたいのではなく、
飲ませて悪いのなら、『なぜ悪いのか、何なら良いのか、どうしたら良いのか』など、
さまざまな思いを持って尋ねたのだと思いますが、
医師は「飲ませて良いか、悪いか」という言葉だけに返答し「そんなの無駄だから!飲んだって仕方ないよ」と言い放ってしまった。
ここにご主人の思いと医師の間に認識のズレがあると思いました。

ご主人は「そんなの無駄だから!」と今までの自分の行動を全否定されたことのショック、「飲んだって仕方ないよ」と見放された感が強くあったと思います。
また、「効果がないので止めましょう」「そんなの無駄だから!飲んだって仕方ないよ」と
医師に言われたことを第三者に告げたのは、医師に言われたことに納得できないという思いがあったからだと感じました。


今までのご主人の行動や気持ちを察し受け止め、「今まで大変でしたね。よく一人で頑張りましたね。」「奥様が楽になれるために・・・と行動される奥様に対する愛情が深く感じられました。」と私が感じたことを伝え、「もしかしたら、お役に立てるかもしれない」ということを伝え、ご主人はどのようなことに納得できなかったのか、医師にどうして欲しかったのかをお尋ねすると共に、奥様自身が漢方薬やサプリメントを飲むことをどう思っているのか、
またどうして欲しいのかをお尋ねしたいと思います。

そして、ご主人が納得できないと思ったことが、納得できたと思える説明を受けられるようにご主人と医師が対話できるように行動し、同席させていただきます。

ご主人が、どのようなことに納得できなかったのか、医師にどうして欲しかったのかをご主人自身の言葉で伝えられるようにするか、うまく伝えられない場合は一つ一つを『こういうことですよね。』とご主人に確認しながら代弁し、ご主人が納得して説明が受けられるようにし、ご主人・奥様が納得できる治療生活を選択できるように、ご主人・奥様と医師との懸け橋になっていきたいと思います。

私も記事を読ませていただきましたが、私ならどのように捉えるか、考えている間に埼玉のメッセンジャーナースのコメントを読ませていただいて、今抱えている問題にスッとコメントできる埼玉のメッセンジャーナースのその方の立場になって考える力に感銘をうけました。
私も、そのような行動をとることができればと思いました。

加えて、医師の思いや判断ははどうであったのか考えたいと思いました。
記事からは、漢方やサプリメントのことを医師にどのように伝えたのかがわからなかったのですが、「こう言ったものを、飲ませていいのか?」という言葉に対しての、医師が考える効果があるかないかに対してのコメントであったかもしれません。
医師も、ご主人がどのような思いで漢方やサプリを飲ませていたか、そのことを知っていればこのような返答をされなかったかもしれません。
医師も、傷つけるつもりでの発言ではなかったと信じたいです。
ただ、言葉は難しく、そんなつもりでの発言ではなっかたのに、なんでそのように捉えられてしまったのかと思うことはよくあります。
そのかけ違いがなかったか、医師にもこの方の思いを伝え、修復していくことができればと思いました。


記事を読ませて頂きました。このやりとりを私ならどう捉えてどのような行動を起こすか。
外科医が「足のむくみを取る為に」との理由で処方し、奥様も「少し…足が細くなったみたい」と感じていた漢方薬を、医師が変わった途端に「効果がないので止めましょう」と止められてしまった事について、ご主人については、混乱と不納得があったのではないか?と感じました。ご主人は納得できなかったから必死になって漢方やサプリメントを探していたのだと思うのです。また、ご主人は妻を思い行動する一方で心の中は葛藤していたのではないかと感じました。自分が必死で取り寄せた漢方薬やサプリメントは本当に妻の為になるのだろうか?妻に飲ませて本当に良いのだろうか、やはり効果がないなら止めた方が良いのか、とその様な葛藤があったのではないかと感じました。だからこそ医師に「こういったものを飲ませて良いか」と尋ねたのだと思いました。ご主人は妻を思いながら、その妻を思う気持ちが独りよがりではないかという葛藤があったのではないかと感じました。更に医師に「良いのか?」と尋ねたのは、単に飲ませて良いのかという事だけでなく、自分の行動も含めて「良いのか」と尋ねたい気持ちがあったのではないかと感じました。その様な行動と思いの裏には誰にも相談できずにいた孤独感があったのではないかと感じました。その様な葛藤・孤独の中にあるご主人が「そんなの無駄だから!飲んだって仕方ないよ」と言い放たれた時、やり場のない気持ち、妻を思う行動が否定され悲しい気持ちになったのではないでしょうか。その様な心の葛藤・孤独感を抱えたご主人に対し、まずはご主人のお気持ちを察し受止めて「大変でしたね」「奥様への深い愛情が伝わりました」と、私が感じた事を伝えたいと思いました。それと同時に、奥様のお気持ちも確認したいと思いました。奥様はどの様なお気持ちで漢方薬やサプリメントを飲まれていたのか、又、体は変化を感じていらっしゃったのかどうか尋ねてみたいと思いました。その上でご主人が抱かれた「こういったものを飲ませて良いのか」との疑問について、不納得が生じた時点に遡り、納得できる説明を受けられるよう懸け橋になりたいと思いました。医師にもっと具体的に尋ねる行動を一緒に起こしたいと思いました。医師の「無駄」という基準ではなく、少なくとも奥様が「少し…足が細くなったみたい」と感じていらっしゃる事を伝えつつ、今飲んでいる薬との相性、成分的に飲み合わせの問題はないか、本当に気休めにしかならないのか、そうであるならば「少し細くなった」との感覚はどこからくるものなのか、それらをご主人と一緒に医師に尋ね確認する、その様な行動をとりたいと思いました。そして、漢方薬やサプリメントが無駄であるのなら、どんな方法で足のむくみを取って楽にする事ができるのかを医師も一緒に考えてほしい事を伝えたいと思いました。ご主人の深い愛情に包まれた奥様ご自身のお気持ちを察しながら、こちらの勝手な解釈ではなく、ご本人やご主人が納得して治療を選択していけるように医師との懸け橋となっていきたいと思いました。

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