「認定証をお持ちのメッセンジャーナースの皆さん、あなたならどうしますか。コメントを!」にコメントが付きました。
記事を読ませて頂きました。
このやりとりを私ならどう捉えてどのような行動を起こすか。
外科医が「足のむくみを取る為に」との理由で処方し、奥様も「少し…足が細くなったみたい」と感じていた漢方薬を、医師が変わった途端に「効果がないので止めましょう」と止められてしまった事について、ご主人については、混乱と不納得があったのではないか?と感じました。
ご主人は納得できなかったから必死になって漢方やサプリメントを探していたのだと思うのです。また、ご主人は妻を思い行動する一方で心の中は葛藤していたのではないかと感じました。自分が必死で取り寄せた漢方薬やサプリメントは本当に妻の為になるのだろうか?妻に飲ませて本当に良いのだろうか、やはり効果がないなら止めた方が良いのか、とその様な葛藤があったのではないかと感じました。
だからこそ医師に「こういったものを飲ませて良いか」と尋ねたのだと思いました。ご主人は妻を思いながら、その妻を思う気持ちが独りよがりではないかという葛藤があったのではないかと感じました。更に医師に「良いのか?」と尋ねたのは、単に飲ませて良いのかという事だけでなく、自分の行動も含めて「良いのか」と尋ねたい気持ちがあったのではないかと感じました。その様な行動と思いの裏には誰にも相談できずにいた孤独感があったのではないかと感じました。その様な葛藤・孤独の中にあるご主人が「そんなの無駄だから!飲んだって仕方ないよ」と言い放たれた時、やり場のない気持ち、妻を思う行動が否定され悲しい気持ちになったのではないでしょうか。
その様な心の葛藤・孤独感を抱えたご主人に対し、まずはご主人のお気持ちを察し受止めて「大変でしたね」「奥様への深い愛情が伝わりました」と、私が感じた事を伝えたいと思いました。それと同時に、奥様のお気持ちも確認したいと思いました。奥様はどの様なお気持ちで漢方薬やサプリメントを飲まれていたのか、又、体は変化を感じていらっしゃったのかどうか尋ねてみたいと思いました。その上でご主人が抱かれた「こういったものを飲ませて良いのか」との疑問について、不納得が生じた時点に遡り、納得できる説明を受けられるよう懸け橋になりたいと思いました。医師にもっと具体的に尋ねる行動を一緒に起こしたいと思いました。
医師の「無駄」という基準ではなく、少なくとも奥様が「少し…足が細くなったみたい」と感じていらっしゃる事を伝えつつ、今飲んでいる薬との相性、成分的に飲み合わせの問題はないか、本当に気休めにしかならないのか、そうであるならば「少し細くなった」との感覚はどこからくるものなのか、それらをご主人と一緒に医師に尋ね確認する、その様な行動をとりたいと思いました。そして、漢方薬やサプリメントが無駄であるのなら、どんな方法で足のむくみを取って楽にする事ができるのかを医師も一緒に考えてほしい事を伝えたいと思いました。
ご主人の深い愛情に包まれた奥様ご自身のお気持ちを察しながら、こちらの勝手な解釈ではなく、ご本人やご主人が納得して治療を選択していけるように医師との懸け橋となっていきたいと思いました。
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