所感③ (在宅看護研究センターの応援団、某作家からのメッセージ)
精神科医などによる「対話療法」が診療保険点数として認められている事実からも、専門的な聴き取りや対話が、高度な技能、知識に担保されるものでなければならない、ということがわかる。したがって Messenger Nurse の前段階としての Hearing Nurse, Consultation Nurse に求められるものは、相手がどのような人物であっても、その人物の背景や生活環境、教育程度、周囲の人物との関係等々を適切に考慮し、相手の主張や訴え等をこちら側の個人的な主観や私見等を交えずに的確に受容する、というある意味極めて高度な専門的能力である。これは、それまでに培った看護、介護等の経験や専門知識に基づいて相手の主張を聴取し、分析し、ニーズを把握するという従来の「看護」業務において求められる能力を超えるものでもある。そのため、しかるべき研修機関や教育施設、専門プログラム等での教育、訓練が必要となる。
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