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2015年7月24日 (金)

メッセンジャーナースの活動が拡がっています。 メッセンジャーナースは、「一般社団法人よりどころ【メッセンジャーナース認定協会】に登録され、認定証を取得・持参しています。 「メッセンジャーナース」と名乗るには認定が必要です。改めて「メッセンジャーナースとは」

「メッセンジャー」と聞くと、「使い走り」と受け止め、「メッセンジャーナースなんて嫌」というナースが居る中、あえて「あなたの使者になる。そう思われるから良いのだ」と動き出したのが、認定協会で認定を受けたメッセンジャーナースです。この動きが、その地域・地域で、今、変化しつつジワァ~と拡大しています。

 

メッセンジャーナースは、地域性を重視し、その地域で医療的なことで不安を感じている方や一人で暮らすことが心配な方、あるいは、近くに住むことができず迷っているご家族からの相談・要望によって動きます。また、次世代へのバトンタッチに役立つ“看護の心とわざ”のフォローのためのシステム作りにも着手しています。

 

 時代の流れとともに変化した医療現場は様々な問題を抱え、看護師の動きも変わらざるを得なくなっています。本来、看護師が発揮しなければならないはずのメッセンジャー力を無理のない形で活かそうと、20101031日、東京・岡山・埼玉の3県に誕生したのが始まりです。患者・家族・医療関係者双方が対話を軸として問題解決が図れるようにしたいというのがその第1の願いでした。医師や家族の言いなりになるのではなく、極力、患者さんご本人の生き方を支えられるよう、双方の対話を重視した懸け橋になって傍らで支えようというのです。

 

 メッセンジャーナースは、「一般社団法人よりどころ【メッセンジャーナース認定協会】に登録され、認定証を取得・持参しています。フリーで活動している人も、病院や訪問看護ステーション、施設、教育機関等に所属しながら、その力を活かしている人もいます。

要望があれば、診察に付き添ったり、疑問点や不安な点を代理で医師に質問したりします。

 

それまで蓄えてきた医療・心理・生活知識と磨き続けている技能を活かして、その場で医療者との間を取り持ち懸け橋になることで、安全に不安のない療養生活が継続できるための解決策を見出せるようにしようというのです。さらにその後もサポートし、時に関係者間でチームを作って動きます。受診の結果を療養生活で十分に活かし、安心して暮らせるように、代理で関係機関と折衝し、繋がりのある体制を編み出し整えます。

2011年、被災地・福島のセカンドハウスよりどころ「ここさこらんしょ」へ最初に駆けつけ、作り上げたのは熊本のメッセンジャーナースでした。岡山では、「がん患者会」からの要望により相談窓口にもなり、東京では東京の、新潟では佐渡の、栃木では栃木の、大阪では大阪の、鹿児島では鹿児島の、長崎では長崎の・・というように、その地域のニーズを知っているメッセンジャーナースが新しい形をつくって着実に動き出しているのです。

枠にはめられず、しかし、責任をもって看護のプロとして動く。その力を発揮していく。

 

この10月には「メッセンジャーナースの会」の第4回総会が栃木で開催されます。

 

「メッセンジャーナース認定協会」は、平成22827登録第5347949をもって商標登録されており、メッセンジャーナースと名乗るには認定が必要になります。認定には、A認定、E認定、S認定があり、

「A」認定:研鑽セミナーすべてを受講し認定を受けた者。「E」認定:研鑽セミナーのいずれかを受講し、審査で合格し、認定を受けた者。「S」認定:実力を有するとして複数名から推薦され認定を受けた者(認定前後のいずれかに研鑽セミナーを受講する)です。 

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