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2016年6月10日 (金)

「父の遺した戦中戦後―近衛文麿主治医・岡西順二郎の日記」の著者、岡西雅子さんから・・・『メッセンジャーナース――看護の本質に迫る』を読んで ⑦全国のメッセンジャーナースの仕事ぶりを覗くと・・その2

・赤瀬佳代さんは、合同会社岡山在宅看護センター「晴」を設立した。

《患者の本音とは、医療の場においては病院であろうが在宅であろうが、患者は遠慮や気兼ねがあり本音を出せない。(略)本音を理解したうえで、その人が本当に望む療養のサポートがしたいと思うようになりました。このようなときに『医療の受け手の使者となり、医療者との懸け橋になる看護師』というメッセンジャーナースのことを知り、メッセンジャーナースを軸として看護を実践したいと思うようになりました。》(P.104)

 赤瀬さんは、乳がんの再発で終末期を迎えている女性と出会う。リンパ浮腫で腫れあがった体を静かにマッサージしながら話を聞く。女性は「誰も私の身体にしっかりとは触れてくれないのよ。炎症が影響しているのはわかるけど…。説明を求めても、納得がいく説明もなくて…。」

 女性はまたこうも言っている。「最近の看護師さんは傾聴してくれるが、看護のプロとしての提案がない」と。話は聞いてくれるが、聞くのみで終わっていることが多い。話を聞くことは大切だが、看護師がもう一歩を踏み出し、プロとしてひとりひとりに合わせた提案ができる、それが当たり前となるような教育が必要だ」と、赤瀬さんは感じている。(P.109)

 

・新潟県の小田直美さん。ご自分が病気になり、入院・手術を経験してはじめて患者・家族と医療者の間に「認識のズレ」があることに気づいた。それは、医療者の説明不足だけでなく、患者側の知識不足にも原因があるという。きちんと説明され、パンフレットも渡されていても、何が何だかわからずに質問ができなかった。説明を受ける時点での患者は、思いもかけない病気になった衝撃で、会話ができない状態になっていることが多いのだ。

・栃木県の山口久美子さんは、こう書いている。

《病気になったときは医療・介護・福祉の統合した情報が必要であるにもかかわらず、ほとんどの人は、病院のシステムや診療内容、入院期間などについて十分な知識を持っていません。自分に合った診療を受けるために、いろいろな情報を整理しておく必要があると思いました。》(P.132) 

そこでメッセンジャーナースの会栃木支部主催で、「かしこい病院のかかり方」というテーマで公開講座を開いた。そこでは、地域の病院の看護部長などにも参加してもらって、病気になったとき、受診したとき、入院・退院したときに困った経験や疑問に思ったことなどを本音で話し合うことができた。住民と病院との情報交換の場になったという。

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