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2016年6月14日 (火)

「父の遺した戦中戦後―近衛文麿主治医・岡西順二郎の日記」の著者、岡西雅子さんから・・・『メッセンジャーナース――看護の本質に迫る』を読んで ⑧メッセンジャーナースたちの思いを覗くと・・その3

・田口かよ子さんには忘れられない二つの出来事があった。

ひとつは、父親が肺がんになって入院した時、その変わり果てた姿に衝撃を受けた。何とかしなければ、と開設されたばかりのホスピス病棟に行く。そこで初対面の医師に、混乱した感情のまま、とりとめもなく今の思いを話す。

《医師はただじっと聴いてくれました。すると私の中で、ふっと力が抜けていくような感触がひき起こされたのです。ひとりで抱え込まなくてもいいんだというきもちがうまれ、ただただ、ありがたかったことを今でも鮮明に思い出します。「聴く」という行為に、これほど人を癒す力があることを心から実感しました。「聴くこと」で、相手を「受容する」というメッセージを伝えることができるということを体験したのです。このときより、「聴く」ということが私の最も大切な看護になりました。》(P.200~201)

二つ目は、村松静子さんとの出会いだ。地域医療連携室でさまざまな相談に対応している中で、ときには患者から強い怒りや理不尽な怒りを浴びせられて、落ちこむことがある。「聴く」ということを一番大切な看護として、自己研鑚を重ねてきたはずなのに…と自分自身に嫌悪感を抱くことさえあったという。そのような時に、村松さんと出会い、メッセンジャーナース研鑽セミナーに参加した。そして、気づく。「私は本当に聴くことができていたのか」と。

田口さんはさらに経験を重ね、わかったことがある。それは、

《人は、その人自身に問題を解決する力があるということ。(略)短い時間のなかでも、相談者が語ることで、その語りから自らの思いに気づくに至ったのです。情報を与えることは大事ですが、もっと大切なのは目の前で語られることに耳を傾け、本人の気づきにつながる〝そのひと言〟が見つけ出せるかということです。二つ目は、メッセンジャーナースは、医療の真っただ中にいる人をつなぐだけでなく、医療の前段階の時期、どこにも相談できずに悩む人たちもつないでいく役割があるということです。潜在的なニーズをどのようにキャッチするのか? 難しいけれど、とても大切なことであり、ここに、メッセンジャーナースの能力が発揮できる機会があると考えます》(P.204~205)

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