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« 「父の遺した戦中戦後―近衛文麿主治医・岡西順二郎の日記」の著者、岡西雅子さんから・・・『メッセンジャーナース――看護の本質に迫る』を読んで ①入院。看護師たちの目は、ほとんどいつもコンピューターに向かっていた。患者は、看護師に甘えてはならない。でも、病気の時くらいだれかに甘えたい | トップページ | 「父の遺した戦中戦後―近衛文麿主治医・岡西順二郎の日記」の著者、岡西雅子さんから・・・『メッセンジャーナース――看護の本質に迫る』を読んで ③この本を読まなかったら看護師不信に陥るところだった。もし、メッセンジャーナースがそばにいて、いっしょに考えたり悩んだりしてくれたら »

2016年6月 5日 (日)

「父の遺した戦中戦後―近衛文麿主治医・岡西順二郎の日記」の著者、岡西雅子さんから・・・『メッセンジャーナース――看護の本質に迫る』を読んで ②自分で洗面に立つことができなかった日の夜、ほかほかの蒸しタオルを持ってきてくれるものとばかり思っていたが、・・よく見ると、スティックタオル

自分で洗面に立つことができなかった日の夜、いつまで待っても顔を拭くタオルが来ない。準夜の手不足な時間帯だったが、思い切ってナースコールを押し、顔を拭くタオルがほしい、と頼んだ。ほかほかの蒸しタオルを持ってきてくれるものばかり思っていたが、ハイ、と渡されたのは十センチほどの棒状のものだった。これは何? と聞こうとしたときには、もう看護師の姿はなかった。よく見ると、スティックタオルと印刷されている。袋の中身は、消毒された紙だった。これで顔を拭くのか! 情けなくなった。

それ以来、顔拭きタオルを要求することはなかったが、退院が間近になった日、私の部屋を初めて担当してくれた看護師が、「蒸しタオルはいりませんか。いつでも持ってきますから言ってくださいね」と言ってくれた。表情も言葉つきもシャープで、一目で「優れた看護師さん」とわかる人だった。同じ病棟でも看護師によって対応は違うのだ。

看護師は、それぞれに理想を持って看護職を選んだのだろう。患者に寄り添って苦痛を和らげる手助けをしたいと、勉学に励んできたのだと思う。パソコンに向き合うために看護師になったのではないはずだ。(続く)

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9・「メッセンジャーナース」読後感想」カテゴリの記事

コメント

岡西さまのおっしゃる通り、現在の臨床現場、特に電子カルテが導入されから「看護ケアって何!」と受け止められる方が多くいらっしゃることと思います。しかし、ケア不足を決して電子カルテを理由にはできないと考えています。確かに看護ケアの周辺業務を見回すと以前比べ、診療報酬制度の下にあるような医療制度の中で「看護必要度のチェック」を始めとした、各種報告義務で拘束されている現実は否めませんが、社会の様々な変化と同じように、医療を取り巻く環境が変わっていくことはある意味避けられない実態です。

そこで私たち看護師は変化する環境の中で流されてはいけないものを見失わず、各自が創意工夫して「看護の本質に迫る看護の提供ができる」ように、当たり前の役割を「課題として取り上げてでも・・・」追求し実践する臨床現場でケアの質を維持しないといけないと考えております。
スティックタオルでは病んでない者にも清潔保持の欲求は満たされないことです。感染予防の視点がケアの不足にまで及ぶ実に情けない話です。
看護師である私も同様の経験を「病院から看護が消えてしまった?」という錯覚すら覚えました。現場の管理者の問題と思います。私もその管理者の一人として皆様に申し訳なく恥ずかしい思いです。
今回ご提示頂きました①②の他にも課題は絶えない状況に、先ずは現場で看護の基本を定着させたいと取り組んでもいますが・・・なかなか追いつきません。
お話の中にありましたように、しっかりと基本的な看護を理解し推し進めることができる看護師と大きく二分していることも否めません。
だからこそ、メッセンジャーナースとして「看護の本質に迫る」活動を重視しとりくんでいるところでもあります。
今回のご意見は、多くの看護師に見て感じてもらいたいです。そして看護師として保助看法で定められた、当り前の「療養上の世話」が出来る行動に期待したいと思います。

今後、このようなご意見を頂きながらでも、現場が本来の姿を取り戻す「懸け橋」となればと願っています。

貴重なご意見ご提示ありがとうございました。

メッセンジャーナース・現場の看護師、管理者

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