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2020年10月19日 (月)

何て嬉しいことでしょう。2013年の記事『素顔拝見 私のシ・ゴ・ト 村松静子さん』に、第24回研鑽セミナー受講生で、10月18日にA認定を取得したばかりの新潟・メッセンジャーナースから長文のコメントが付きました。一部紹介させて頂きます。気づきは大切。看護師は、こうして成長せていただいていくのです。

当認定協会を立ち上げた村松静子の 素顔拝見 私のシ・ゴ・ト「看護は、実践なくして語れません」 新医療20134月号 ⇒「医療の主体は受け手側にあります。・・・」 「20130325101843.tif」をダウンロード

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第24回メッセンジャーナース研鑽セミナーを受講し認定を頂きました。
毎回,深いセミナーで日々の看護師として患者様、ご家族の思いをどう接すればよいのか、どう関わり合いを持ったら良いのか,考えさせて頂く時間を頂きありがとうございました。
家に帰り,昨日のロールプレイを思いだしながら,私が勤務している病棟の話をしたくなりました。・・・今年,一番印象に残っている患者様のことです。・・車椅子に乗り酸素しながら毎日のように師長のところへ来て「家に帰る。どうして、だめなんだ」など、毎日のように怒りをぶつけていましたので、私にとって,最悪の出会いでした。・・ご家族は,これまで,患者様が家族に対してやって来たことが許せず自宅退院を拒否し続けました。私たちは、どうなるのだろうと思いながら情報伝達し合いました。・・元気な頃は,ワンマンで家の人に手を挙げるなどの行為があり、借金もあり,孫が返済している状態・・と情報がありました。・・そんな時,夜勤に入った私に患者様は、たわいもない世間話や自分の生き様を話してくれるようになり、・・そんな中,少しずつ病状が悪化して行きました。スタッフたちも一生懸命で昼のカンファレンスにも力が入りました。・・窒息に注意し,ゆっくり食べさせる。このメーカーのヨーグルトが好きだから、家族に連絡して・・面会につながるし,精神的な安定もはかれるよね、などの意見がでました。状態が悪化する度にお孫さんの携帯にかけ今の状態を報告しました。

亡くなる10日前,お孫さんが奥様を連れて面会に来てくれたそうです。私が夜勤で訪室すると苦しい息づかいの中「孫とばーさんが来てくれたんだよ。あの子は,いい子だよ!本当にありがとう,ありがとう」と満面の笑みを浮かべて涙を流していました。「良かったね」「ありがとう。ありがとう」と何度もお礼を言い続けている患者様を見て介入してよかったと心から思いました。
仏様のように穏やかに最後を迎えられ、お孫さんからエンゼルケアをしてもらい旅だって逝かれました。デスカンファレンスでは、スタッフ一人一人の想い,主治医,医療スタッフの想いを聴くことができました。

最終セミナーでは認定取得予定の10名で、この方にかかわるロールプレイを行ないました。実際に行ったインフォームド・コンセントの場面を選んで、医療スタッフが集まり,家族,患者様同席した時のことです。
終了後に皆さんのお話を聴き、患者様とご家族,医療者の懸け橋をしてくれる医療者がいなかったことに気づきました。
患者様が家に帰りたいなど無理と考えていた私がそこにはいました。

もし,メッセンジャーナースの認定をもつ看護部長に早い時期に相談し,アドバイスをもらっていればなどと思ったのです。一番近くにメッセンジャーナースがいてくれたのに気が付かなかった自分がいて、最期はデスカンファレンスを行ない、丸く収まったように受け止めていたのですが、反省と言うか、なんか心がモヤモヤして、思わず書き込みたくなりました。

書き込んでから思ったのですが、私のモヤモヤ感は、お亡くなりになる前,穏やかになった患者様を穏やかになったで終わってしまった事だと思いました。最期まで家に帰りたいと思っていた患者様の思いを汲む事なく終わってしまったからです。もう一歩踏み出していれば,もしかして,家の中に入らなくても家を見ることが出来たのではないか、生きている間に家族との距離も縮まったのではないかと思いました。だから,一生懸命心と向き合うことで懸け橋になるメッセンジャーナースのアドバイスが必要だと考えてたと思います。

また、研鑽セミナーに参加させて頂きます。(新潟・武藤真理子)

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コメント

24回メッセンジャーナース研鑽セミナーを受講し認定を頂きました。武藤です。毎回,深いセミナーで日々の看護師として患者様、ご家族の思いをどう接すればよいのか、どう関わり合いを持ったら良いのか,考えさせて頂く時間を頂きありがとうございました😊家に帰り,昨日のローププレイを思いだしながら,私が勤務している病棟の話をして良いですか?私は,今年の5月下旬に今の病棟に異動になり,これから、お話する患者様が今年,一番印象に残りました。70後半の男性、COPD.呼吸不全,肺炎を繰り返していました。尿閉の為,自己導尿もされていました。私が異動したばかりの時は,車椅子に乗り酸素しながら毎日のように師長のところへ来て 家に帰る。どうして、だめなんだ あの家は俺のものだ あいつら何を考えている など毎日のように怒りを師長や担当するスタッフにぶつけていましたので、私にとって,最悪の出会いでした。患者様の家族も妻が脳梗塞を患い 孫は,精神科勤務の看護師現在,患者様が作った借金を返済している状態なので家族関係は,非常に最悪でした。自宅退院なんてとても,無理な状態でも,患者様は,自宅を希望している。で双方譲らない状態で何度か,ICを重ねても良い回答が出ませんでした。そんな時,夜勤に入った私に患者様は、たわいもない世間話や自分の生き様を話してくれるようになり,その後,ちょくちょく、今後の話をする事が出来るようになりました。そんな中,患者様の状態は、少しずつ悪化されて行きました。スタッフたちも一生懸命で昼のカンファレンスも力が入りました。まず,自分では,自己導尿無理なので定時で導尿しカウントする。時には,導尿嫌がるので留置,でも,嫌がるので導尿   食事は最後まで食べたいと思いがあるので窒息に注意し,ゆっくり食べさせる。おやつにヨーグルトがいいね。本人このメーカーのヨーグルトが好きだから、家族に連絡して持って来てもらいますょう。家族の面会につながるし,精神的な安定もはかれるよね
などの意見がでました。状態が悪化する度にお孫さんの携帯にかけ今の状態を報告しました。亡くなる10日前,お孫さんが妻を連れて面会に来てくれたそうです。とても、喜んでいたそうです。私が夜勤に入って,訪室すると苦しい息づかいの中 孫とばーさんが来てくれたんだよ。あの子は,いい子だよ!本当にありがとう,ありがとう と満面の笑みを浮かべて涙を流していました。良かったねと話しかけるとありがとう。ありがとう。と何度もお礼を言い続けている患者様を見て介入してよかったと心から思いました。その後も仏様のように穏やかに最後を迎えられ、お孫さんからエンゼルケアをしてもらい旅だって逝かれました。10月7日に患者様のデスカンファレンスを行いスタッフ一人一人の想い,主治医,医療スタッフの想いを聴くことができました。昨日の講義でメッセンジャーナースの入り方について話があったと思いますが,この場面でメッセンジャーナースが介入していたらもう少し早く家族関係が良好になったのではないか、小田部長に話を聞いてもらっていれば良いアドバイスをもらえたのではないかと私自身がメッセージナースを理解していなかったとなんとも言えない。
気持ちになってしまいました。
また、研鑽セミナーに参加させて頂きます。長文ですみません。


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