「新体系看護学全書 在宅看護論(メヂカルフレンド社)は、ケアマネの私のバイブルなんです。手放せません」。嬉しいメッセージをいただきました。
新体系看護学全書「在宅看護論」は、村松静子が執筆し、平成24年11月第3版と版を重ねてきたが、なぜか他の教科書とは一味違う。何が違うのか。それは“まえがき”に記されている。
本書の特徴は、看護はプロセスが重要であり、そのプロセスをたどってこそ技術が生きるということを根本理念にしたところにある。したがって、あくまで看護の基本とケアの基礎にこだわりながら、理論と実践の融合を念頭におき、自分自身を認識すること、人間を幅広く理解することの重要性を理解してもらうことに力点をおいた。
第3章では、在宅看護における人間関係の基本:Ⅰ専門職としての倫理 Ⅱ人間関係づくり Ⅲ家族へのアプローチ を大枠として組み立てたり、在宅看護過程を次のように定義づけしている。「看護問題を抱えている在宅療養者とその介護者の状況に価値ある変化をもたらす、人間関係づくりを伴うプロセス」。
ケアマネジャーさんが、この1冊を「私のバイブル」と言ってくださったのは、第1章:生活の場と在宅看護 第2章:在宅看護の機能と特質 第7章:在宅ケア体制の変遷と今後の課題。ここには、在宅関連のサービスにどんなものがあるのか。関連サービス機関としてはどんな所があるのか、その機能は? さらにはシルバーサービスや、上乗せサービス、横出しサービスにまで触れている。さらに、理想的な在宅ケアシステムと構成要素まで掲げている。独立して起業するにも役立つ教科書になってしまっているところが他と違うようにみえる。
村松は、看護学生の頃から、柔軟性を持って学び、心の広い人間に育ってほしいと願いを込めて、執筆したのだ。
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