【蘇る2010年の言葉】メッセンジャーナースこそ「一人開業ナース」に
在宅看護研究センターLLPのホームページ上で繰り広げられている「一人開業論争」。実は、メッセンジャーナースこそ、ナース自身のもつ看護の力を、一人一人に対して存分に注ぐ「一人開業ナース」として位置づくことをめざしているのです。
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在宅看護研究センターLLPのホームページ上で繰り広げられている「一人開業論争」。実は、メッセンジャーナースこそ、ナース自身のもつ看護の力を、一人一人に対して存分に注ぐ「一人開業ナース」として位置づくことをめざしているのです。
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Vol.30 『井上ひさしさんからのメッセージ』
皆様、お久しぶりです。さぼっててゴメンナサイ!
先日寂しくなるニュースが流れました。4月9日に、作家の井上ひさしさんが他界されました。井上ひさしさんの文章でとりわけ忘れられないもの・・・私にはあります。ポエムでもなく、本でもなく、エッセイでもない読者の皆様に向けたメッセージ、これを初めて読んだ時、ガツンと心に響くものがありました。。。
それは本のブックカバーに付属している帯のために用意されたメッセージです。
『ちくま日本文学全集 宮沢賢治』(1991年 筑摩書房)の中で、解説を担当されたのが井上ひさしさんだったのですが、その時のブックカバーの帯も井上さんが担当されています。日本文学全集全体に使われたメッセージなのでしょうか・・・。
帯のキャッチフレーズは、「こんや銀河と森とのまつり」。宮沢賢治ファンであれば、これだけで心が躍りますねえ。 そして井上ひさしさんによる読者に向けたメッセージが、学生時代の私の心を掴んで離さなかったのです。細長い帯に、縦書きで以下のように書かれています。
「よい作品は宝石のようなもの、いつ見ても飽きず、時が経っても腐ることがない。そういった作品を集めて【文学全集】という名の紐に通すと、これは一環の首飾り。読者よ、どうぞこの首飾りをそっと心にかけていただきたい。そのときのあなたの美しさは、もう筆舌につくしがたい。 井上ひさし」
本に付いている帯は保管しておかないことも多いのですが、これは本のしおり( book mark/book marker )にして、ずーっと持っていました。 文学全集のうち、宮沢賢治のものだけを繰り返し読んでいたので、「一環の首飾り」ではなく一粒のネックレスだったかも知れませんが・・・、学生時代の私が、いつも「心に掛けていた」メッセージです。素敵なメッセージを、私達に数え切れないほどプレゼントしてくださった井上ひさしさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
一日一日、気温が全然違いますねっ。春が来たと思えば冬に戻り、冬かと思えば春の陽気に・・・温度調節は大変ですがジェットコースターみたいな春!
日本と海外を頻繁に行き来していた頃、それぞれの空港に降り立って感じたような、そんな気温差があります。。。 例えば、7月の日本とオーストラリア(オーストラリアは冬になります)、または、同じ夏でも、日本の夏とカナダの夏では全然違うのです。以前vol.20『汗のはなし』でもお伝えしましたが、サラッとしていて湿気のないカナダ・バンクーバーの夏は最高ですよっ!
いつの日か案内して差し上げたいです。
by天川りを
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