看護分野でのネット・ラーニング
看護分野でのネット・ラーニングについて、三和護さんから投稿をいただきました。以下に紹介させていただきます。(東堂衛)
看護分野でのネット・ラーニングの重要性
21世紀は人作りが大切と感じています。プロフェッショナルの多い医療界では、そのプロを指導する人が必要です。しかし、この指導者がなかなか見当たらな いのも事実です。それは指導者の方々が現場で忙しすぎることも一因です。
幸いにして、在宅看護の分野では地道に実績を積み上げてきたグループがあります。在宅看護研究センター・村松さんのところには、もったいないくらいの
人材養成のための資産と実績があるのです。
私も、長い間、村松さんらの活動を見てきた一人です。その確かな信念とたゆまぬ努
力、環境に立ち向う姿の中に、一貫して揺るぎなかったことは、患者さん中心の看護、医療を提供しようという姿勢でした。
主体が
株式会社であれ医療法人であれ個人であれそれは変わらないことなのです。そしてなにより驚いたことは、人作りにすでに取り組まれていたことです。培われた
ノウハウは本物です。それは、広く伝えていかなければならないものです。
看護分野でのネット・ラーニングは、忙しすぎる看護職にある方には欠かせないものになるはずです。なぜなら、いつでも好きなときに、好きなものを、好きな
だけ学べる手段がそこにはあるからです。教材はインターネットのホームページ上におかれているので、ホームページにアクセスできる環境であれば、自分の好
きなときにテキストを学べるわけです。疑問点は直ちに講師にメールで送ることができます。また、受講者同士のディスカッションは、メーリングリストという
インフラを使えば、通常のメールでみんなに送信することができるのです。
私は、看護分野に限らず、医療・医学、介護の分野でも同じようなネットラーニングに取り組みたいと考えています。新しい教育、自己研修方法を開拓したいと考えています。
こうした夢を現実のものとするためには、優秀なコンテンツを開拓する必要があります。私の役回りはまずそのコンテンツを探し当てることです。在宅看護分野に付きましては、村松さんのグループに出会ったことで、優秀なコンテンツに
出会ったと思っています。在宅看護研究センターの役割は、すでにある有力なコンテンツをネット対応にするだけです。
すでに書きましたが、インターネット教育は、その手軽さからかなり急速に広がっていくはずです。ただし、裏打ちとして、本当に役立つ教育情報があることがなにより重要です。
あくまでもインターネット教育は、実際の研修、教育を補完するものと認識しています。インターネット教育だけで完結はしないという意味です。通信教育と同じで、やはり実際の研修(リアル)と密接につながっていないと成功しないと思います。
その意味では、リアルとインターネットをセットで番組にできるところとパートナーを組んで、さまざまな番組を提供できたらと願っているのです。
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